2019年8月21日水曜日

ハリーポッター読破・LINE・悖鬼

 ハリーポッターの死の秘宝を読み終える。上下を。つまり全7巻をとうとう読み切ったのだった。やあ読んだ。読んだな。6月中旬から読みはじめたので、2ヶ月。期せずしてまるまる夏である。2019年の夏は、ハリーポッターの夏だった(あと筋トレ)。実を言うと俺は1巻の時点で、ハリーはヴォルデモートを倒す、と予想していたので、それが見事に的中して嬉しい(ついでに言えばルフィは海賊王になると予想している)。最後のほうはどうしたってガーッと読む感じになり、もちろんおもしろいから読んでいるのだが、その一方で短い平日の夜の大部をハリーポッターに奪われることに対し、「はよ済ませたい」という思いも湧いた。マグルは身勝手で不自由なものだ。
 ハリーポッターが終わったら次は十二国記だ、ということを前に書いたが、上記の思いがあるため、ちょっとシリーズものに飛び込むことに身構える気持ちがあり、実際予定よりも早くハリーが読み終わったこともあり、今から十二国記を読み返すと最新刊の刊行に対してちょっと早すぎる気もするので、少し間を置くことにする。間を置いて、それではどうするかと言えば、とてもシンプルな気持ちで、エロ小説を読みたい。実はハリーの後半からその思いが高まっていた。この2ヶ月、エロじゃない小説を読み過ぎた。片寄ってしまった。バランスを取らないといけない。エロい小説を読みたい。女の子がすぐにおっぱいでちんこを挟んでくれる文章が読みたい。しみじみと。

 夏の帰省で、義父とLINEの登録をした。
 僕が向こうに行った日の夜、前夜に大山で行なった花火が少し残っているという話になり、それが手持ち花火ではなく噴き上げるあのタイプのやつだというので、じゃあ俺が両端にその花火を置いてバトンを回すからその写真を撮ってくれ、そしてそれをLINEの背景画像にするから、という提案をし、夕間暮れの土手で妻の実家の面々に写真や動画を撮ってもらうというくだりをして、その際に撮ったものを送ってもらうために、交換する(せざるを得ない)状況になって、した。ちなみにLINEの背景画像は、次女の撮影した写真を採用し、変更した。火花が舞い散る中、半笑いでバトンを回している写真で、期待以上にバカらしい仕上がりになったので嬉しい。
 それはそれとして、やっぱり令和になって以降(さらに言えば今年度に入って以降)、親類以外の相手とは未だいちどもLINEのやりとりがないのだった。もう季節は巡ろうとしている。たぶんこのまま秋になり、冬がやってくる。冬が来る前にもういちど。

 Twitterをはじめる。
 すごくさらっと告白してみた。
 違う。そうじゃない。パピロウもとうとうSNSに日和ったか、とかじゃない。別にそういうんじゃない。Twitterを使って、人間関係における金言を囁いたり、時勢に関する鋭い考察を投げかけたり、差別やハラスメントについての意識の高さを誇示したりするためにはじめたんじゃない。
 先日「andp」でドラゴンボール短歌というのをやって、これが自分でとても気に入って、でももちろん「andp」に投稿した短歌なんて誰も見るはずがなくて、そしてそれが無性にむなしくなり(ここにパピロウの加齢を感じる。かつてならそんな思いは抱かなかった)、Twitterなら、ハッシュタグで「短歌」とか付けたら、少なくとも誰かが読むんじゃないかと考え、それがちょうど夏休みの終わりごろだったので、夏休みの成果としてなにかひとつ新しい試みをこさえるのはいいことじゃないかと言い訳もつけて、はじめてしまったのだった。
 というわけでこちらです。
 ペンネームは「ぼっき」と読む。
 ドラゴンボール短歌以外にも、過去に読んだり作ったりした短歌や俳句、もちろん新作も含めてだが、完全にそういった短詩のみを、ぽつぽつ上げていこうと思っている。
 ファルマンのアドバイスから、2年5ヶ月を要した。