2019年7月23日火曜日

くず・水癒着・ハローグッバイ

 吉本興業の話が大盛り上がりで、しかし僕自身は別に当事者でもなんでもないので、意見もなければ思うところもない。ただニヤニヤと眺めている。
 ただし直接的な当事者ではないが、10日ほど前にカラオケに行った際、くずを唄わなかったことにようやく思い至り、そのことは悔しく思っている。許せないことがあっても、テレビのニュースに怒っても、やりきれない心のモヤモヤも、全部ひっくるめて力にすればいい。なんて沁み入る歌詞なんだ。ぐっさんは予言者か。ああ、本当に後悔だ。
 かろうじて救いがあるとすれば、僕ではなくファルマンだが、「ああエキセントリック少年ボウイ」を唄ったことだ。ちょっと松本人志が話の主役みたいになってきてるところがあるし、ちょうどよかったかもしれない。まあ加藤浩次にとって松本が敵か味方か、微妙なところだけれども。あの写真ばらまかれたら終わりや。こちらの歌詞も沁み入る。

 相変わらずちょくちょくプールで泳いでいる。ちょっと前に、どうも最近は泳ぐのがスムーズじゃない、贅肉が落ちて筋肉質になったからだろうか、みたいなことを書いたが、あれからその原因ははっきりした。当時はちょっと泳ぎすぎていた。週に3日とか泳いでいたのだ。それはちょっと泳ぎすぎ。週に3日も泳いでリフレッシュもなにもあったもんじゃない。最近は5、6日にいちどくらいのペースにしていて、これだといい具合に泳げる。
 ただしいい具合に泳げると言っても、別にスイスイと泳げるわけではなくて、隣のレーンに、元水泳部とかなんだろう、泳ぎに覚えのある人が泳いでいたりすると、そういう人の「進みっぷり」には、膝から崩れ落ちそうになる。たくさん買い物をするとゴールド会員になるみたいに、水中で長く暮していると、水側がなんかしらの特典をくれて、ひとかきでグイーンと進めるような、そんな仕組みになっているんじゃないだろうか。そんな風に思えるほど、泳ぎがうまい人の泳ぎってすごい。めっちゃ早く腕を動かしてるとかなら納得がいくのだけど、そうじゃなくて、ひとつの動きですごく進むのだ。ずるい。絶対に水との癒着関係がある。

 先日フィットネスの駐車場から建物へと歩いていたら、僕の少し前を歩いていたおじいさんが、向こうからやってきた、知り合いなのだろうおじいさんに向かって、「こんにちは!」と言い、そうしたら向こうのおじいさんはそれに対して、おじいさんAは今やってきてこれから建物に入って活動するところだからその挨拶になるのだけど、おじいさんBはもう利用し終わって帰るところだったものだから、「さようなら!」と答える、という場面があり、その見事なまでの「ハローグッバイ」に、ひとり感動した。ビートルズとナイツを思い出した。