2019年7月3日水曜日

カウントダウン・ハリポタ・7月

 ラグビーのワールドカップが今年、日本で開催されるということは前から知っていて、しかしラグビーというものを観る習慣がないので、それほど関心を持たずにいたのだが、その開催日というのがあろうことか9月20日で、それに向けてあちこちでカウントダウンがなされていることを知って、俄然それへの愛着が湧いた。ちなみに開催まで今日の時点であと79日らしいが、もしかしてだけど、もしかしてだけど、ラグビーワールドカップにかこつけてホントは俺の誕生日を祝える日を心待ちにしてるんじゃないの。そういうことだろ。

 ハリーポッター第2巻、秘密の部屋を読み終える。1巻を読み終えたのが6月23日なので、1巻もそうだったが、また10日もかかった。実にゆったりと読むことだ。
 毎年刊行されていた当時、中盤で脱落するまでは読んだので、この2巻なんかは確実に読んでいるのだが、内容はさっぱり覚えていなかった。最後のほう、わりと印象的な「そうだったのかよ!」みたいなことが判明するのだが、それもすっかり忘れていた。やー、まさかリドルがねえ……。
 それにしても魔法界というのは、魔法省などもあってだいぶ規模の大きな世界であるように見えて、どうも人間関係が狭い範囲でぎすぎすしている感じもあり、実際のスケールがよく分からない。実はすごく小さいコミュニティの話なんじゃないか。ヴォルデモートもさ、もう自分の出身校のことなんか忘れろよ。田舎のおっさんじゃないんだから。

 そんなわけで今年も7月に突入した。
 使っているカレンダーは2ヶ月にいちどめくるタイプのもので、だからおととい5・6月のところから1枚めくって、7・8月の面にしたのだけど、毎年のことながら7・8月というものの放つエネルギッシュさに、なんだかくらくらした。7・8月って、他の5組に較べて桁違いに輝いている(逆にいちばん輝いていない組は5・6月だと思う)。ちびまる子ちゃんでいう、大野くんと杉山くんのようなイメージだ。だから学生時代に大野くんと杉山くんのポジションにいた人間は、7・8月のきらめきを素直に享受できるのだろうけど、そうでない人間は、そうでないのに強制的にそこへ身を置くことになるわけで、結果このような、こうしちゃいられないような、期待感を大きく上回る焦燥感に襲われるのだと思う。夏が好きな人間は、人生の早い段階でバージンを喪失できた人間である場合が多い、という研究結果もある。知らないけど多分そうなので研究結果があることにした。夏を翳りなく喜べる人間になりたかった人生でした。