本格的に体調を崩していた。いま思えば先週末あたりからよくなかったのだと思う。酸欠状態で筋トレをしたせいかと思っていたが、そういうことではなく、昨日ポルガが学校を早退して病院に行ったところインフルエンザという診断だったので、じゃああれだな、俺もそういうことだったんだな、と思った。特効薬をやったらしいが、ポルガはまだ具合が悪そうだ。僕は概ね回復した。自然治癒である。まあコロナ後の世界で堂々と言うことではないけれど。昨日なんかは、体の回復のために、夜8時に寝た。8時なんかに寝たら、さすがに明け方とかに目が覚めてしまうのではないかと思ったが、きちんといつも通りの時間まで、10時間あまり目一杯寝たのだった。薬を服んでいたとは言え、我ながら睡眠力がすごいなと思った。もしかしたら僕は竈門禰豆子の子孫なのかもしれない。
あと先週末からうっすらとインフルであったと考えたら、僕はその状態でカラオケに行き、「君は薔薇より美しい」なんかをビブラートをきかせて唄い上げたわけで、見上げたプロ根性だと思った(でも言われてみたら、その前の晩も9時間くらい寝たし、カラオケのあともしんどくなって帰るなり少し寝たのだった)。幸い、布施明の飛沫を浴びたかもしれないファルマンとピイガに発症の気配はなく、「離れた部屋」を要求したポルガだけが発症したわけで、感染源がこんなことを言うのも何だけど、そら見たことか、と少し思った。
インスタントコーヒーにはおいしいのとおいしくないのがあって、いま家にあるやつはおいしくないやつなので、飲むたびにしょんぼりした気持ちになる。家で飲むコーヒーをどうにかしたいという気持ちは前々からあって、定期的にマシーンをAmazonで眺めたりもするのだけど、眺めれば眺めるほど買う気が失せ、結局スーパーで適当なインスタントを買ってしまうというサイクルがずっと続いている。なぜマシーンの販売ページを見ると買う気が失せるのかと言えば、レビューがコーヒーマウント、グルメマウント、テクニックマウントに溢れているからで、そういう醜い人々のカルマを見ていると、心が荒んできて、俺はもう、コーヒーという世界から逸脱した立場でいよう、インスタントで別に問題ないですけど? というスタンスでいよう、と思うのだった。そして早晩インスタントのおいしくなさに不満を募らせる。じゃあもうレビュー欄見るなよ。
今年もユーキャンのほうの流行語大賞が発表になり、そして今年も大いにやいのやいの言われている。ちなみに大賞は「ふてほど」であった。
まあそりゃあね、なにか言おうと思えばいくらでも言えるわけだけど、もはやこうなってくると、扱いとしてはほぼ迷惑系ユーチューバーみたいな域になってきて、触れたら負け、みたいな感じがある。もしかしたらツッコミ待ちでアクセス数を稼ぐ作戦なのかもしれない。
15年前にcozy ripple流行語大賞を開始したときは、本家であるこちらには、まだ絶大な力があった。それが年々勢いを落とし、今ではこんな有様だ。切ない。賞がふたたび栄華を取り戻すには、抜本的な改革が必要だと思う。そして運営としてもそれを企図しているのではないかと、僕は少し思っている。今年のトップテンの最後、すなわち現時点でこの賞が選んだ歴代の言葉の中でいちばん終わりに置かれている言葉が、「もうええでしょう」だからだ。それを最後に賞が終わったら、ちょっとかっこいいと思う。