2018年11月24日土曜日

余韻・欲しいもの・下着

 今年も無事に、cozy ripple名言・流行語大賞とパピロウヌーボを書くことができた。このふたつは、1年ブログを書いてきての、義務でもあり、ご褒美でもあり、労力も達成感も大きい。だから今、とても充実した気持ちになっている。
 大賞のほうは今年で10周年ということで、去年なんの構想もないままに、「来年は10周年ということで特別企画を用意してるよ!」と無意味にぶち上げていて、馬鹿野郎と思った。それで結局、特別企画というほどのことではないが、パピロウヌーボの中に、今年のそれだけではなく、歴代のノミネート語を紛れさせる、ということをやってみた。ひとつひとつにリンクも貼ったので、過去の大賞記事を読み返してみるのも一興だと思う。
 なにしろ10周年。ノミネート語は毎年10~15あるので、100語を軽く超えているのである。puropediaで見返してみたら、懐かしいもの、気恥ずかしいもの、まったく思い出せないものなど、さまざまなフレーズがあって、ちょっとこみ上げてくるものがあった。
 ファルマンはずっと短歌を詠んでいて、1500首を超える歌を読み返すと、恋愛、仕事、結婚、妊娠、出産、子育てなど、ファルマンの人生の場面場面が思い出されるわけだけど、僕にとってはこの「言い回し」としか言いようのないフレーズ群が、それなのかもしれないと思う。

 新しいパソコンと、それなりに関係がこなれてきた。
 物理的に、パソコン台として引き出しケースを買って高さがよくなったというのもあるし、中身的に、お絵描きソフトやプリンター接続の設定などが整ったというのもある。とにかくほとんど不自由なく使えるようになってきた。よかった。
 ところでインターネットのブラウザに関して、ひとつ不思議なことがあって、前のパソコンのそれの、「欲しいもの」フォルダーには、カーソルを合わせれば画面の端から端まで連なるほどに、欲しいもののページが登録されていたのだけど、いちどそれがまっさらになってみると、かつてそこになにが入っていたのか、ほぼ思い出せないのだった。だからもちろん欲しいとも思わない。だってなにが欲しかったのか分からないのだ。結局その程度の欲求でしかないものばかりだったのだ。
 これっていい作戦かもしれない。これから漫然とインターネットをしていく日々の中で、再び「欲しいもの」フォルダはいっぱいになるかもしれない。そうしたらいちどそれをフォルダごと削除してみよう。それでも思い出せたものだけが、本当に欲しいものなのだと思う。
 そういう意味で言えば、かつてのフォルダに、あん肝のレトルトパックが入っていたのはしっかりと覚えている。あん肝は本当に欲しいのだと思う。

 SEVENTEENの下着版があればいいのに、ということに思いを馳せたのだけど、それはやっぱりなかなか難しいだろう、6月7月の水着特集は下着と同じ露出度なのに、なぜ水着ならよくて下着はダメなのかという議題は、もうこれまでにさんざん言葉を尽くしてきたので、そこについてはもうとやかく言わない、と思った。
 だから僕は、STモデルたちに、下着姿を見せろとは言わない。それを求めるのはルール違反。よろしくない。だから服は着ていていい。今までどおり、服を着た姿だけを見せてくれればいい。だけどその横に、その撮影時に身に着けていたのはどんな下着だったのかを、下着だけの写真でいいから、載せてほしいと思う。それで十分に助かる。こちらの目的はそれで果たせるのだ。どうか一考していただけないだろうかと思う。