2018年10月1日月曜日

新米・マイク・背すじ

 10月いっぴである。「いっぴ」って「ついたち」より軽やかで、初日の気分にふさわしい。
 ちょっとやさぐれ気味だった9月を反省し、今日からは前向きに暮そうと決意をした。
 そしてこれは狙ったわけではないのだが、今日の晩ごはんから、わが家のごはんが今年の新米になった。昨日、台風24号が来る前の午前中に、急いでスーパーに買い出しに行ったのである。来る前、と言ったが、実質ほぼ来ていた。屋外駐車場しかない店なので、ずいぶんな雨で往生した。そんな状況で買った10キログラムの米である。
 食べたらやっぱり格別においしい。と言うより、9月の米はおいしくなかった。夏が暑かったのとかも関係あるのだろうか、今シーズンの最後のほうの米は、本当においしくなかった気がする。そこからのギャップもあり、感動するおいしさだった。いい下半期のスタートになったと思う。

 懐かしの歌謡曲的な番組を観ていたら(こういうのが近ごろとても愉しい)、レコード大賞とか、歌の賞レースでめでたく受賞をした歌手のマイクには、リボンとか花とかの飾りがあしらわれていて、あんなんすごくいいじゃないかと思った。
 尾崎紀世彦が「また逢う日まで」を唄うときとかの、マイクのコードの感じがすごく好きで、カラオケでもマイクのコードがあればいいのにということを、これまでもちょっと思ったりしていた(実際は邪魔に違いなく、そのためワイヤレスに進化したのに違いないが)。
 なのでその代替としても、ああいうマイク飾りを自作し、持ち込めばいいのではないかと思った。それだけで「受賞した歌手風」になれる。昂揚感が出ると思う。本当はなんにも受賞していないのだが、した気持ちになって、観客席の母に手を振って、瞳を潤ませることができると思う。
 そしてこれを友達とのカラオケに持っていってごらんなさいよ。超ウケるに違いない。みんな感動して、こいつが俺の友達で本当によかったと思ってくれると思う。
 今度手芸屋に行ったとき、リボンテープとか造花とか買おう。

 バトンを回しているところの写真を撮ってもらったら、自分が思っていた以上に自分が猫背だった、という出来事があり、こりゃいかんと一念発起をして、トレーニングを始めた、はずもなく、マウスをクリックして、背すじ矯正ベルトというものを発注した。これさえ着けていれば、自ずといい姿勢が保てるようになるという、能動的なのだか受動的なのだかよく判らないアイテムである。肩の周りだけをベルト状のもので吊るタイプと、腰から上の背中全体をホールドするタイプの2種類があり、僕は後者を選択した。どうせ薄着の季節には着けないだろうから、それならばがっつりしたもののほうがいいだろうと思った。
 それをいま、装着しながらこのブログを書いている。とてもいい姿勢である。気のせいか、文章も折り目正しい、品行方正なものになっている感じがする。ちんこ、ちんぽ、ちんぽこ。