2022年11月14日月曜日

流行語・ボリューム・ゴーグル

 ユーキャンのほうの新語流行語大賞にやいのやいの言いつつ、もちろん僕も2年ぶりの自前の新語流行語大賞の選考が大詰めなのだが(初夏くらいから読み返し作業を始めたはずなのに結局こういうことになる)、それで読んでいた自分の記事に、吉野家の役員が放った「生娘をシャブ漬け戦略」のことが記録されていて、「あーっ!」と思った。今年の4月のことだった。半年経ってすっかり忘れていたけれど、パワーワードっぷりでは今年随一だったろう。
 こういう不謹慎系の言葉って、いくら強くても賞に選ぶわけにはいかないのが残念なところだ。あとあまり大きな声では言えないが、「マザームーン」という言葉も、かなりおもしろいと思う。でもこれは「生娘をシャブ漬け戦略」以上に絶対に無理だわな。

 体重が増えない。9月の上旬に、体を分厚くしたいと熱望し、ごはんとかをモリっと食べるほうの男性になろうと舵を切ったのだが、それから2ヶ月ほど経ち、どうなったかと言えば、体重計の記録を確認すると、9月7日時点で52.1kgだった体重が、いま53.1kg。増加に成功、というには数字の変化がささやかすぎると思う。それまで、そこまで大きくもない茶碗に、7割くらいしか盛っていなかったごはんを、あの日からはちゃんとした感じで盛ることにしたのだ。その結果が、2ヶ月で1kgの増加か。うーん。日々の筋トレやプールのおかげで、引き締まっている感じはある。でも厚みが物足りない。このところ身体でボリュームを褒められたのは、ちんこくらいのものだ。この話は本当に嬉しかったので、今後の人生で何度でも掘り返したいと思っている。

 愛用していたゴーグルが壊れた。後ろのバックル部分のプラスチックが割れて、固定できなくなってしまったのだ。実にリアルな、耐久限度を超えたのだな、という壊れ方だった。購入履歴で確認したところ、買ったのは2019年のはじめだったので、3年半使ったことになる。倉敷時代から現在に至るまで、その間かなりプールに通っていることを思えば、塩素に晒されながら、とてもよく持ってくれたものだと思う。購入価格を見たら1000円していなかったので、びっくりするくらいコスパがよかった。
 それで、また同じのを買いたいと思ったのだが、残念ながらもう販売していなかった。仕方がないので、同じような型の、でもせっかくなので色味がぜんぜん違うものを選び、注文した。そして到着したものを見てみたら、レンズが黄色かった。商品画像ではあまり伝わらなかったが(ミラーレンズなので)、レンズ部分が黄色い仕様なのだった。ゴーグルってたしかに、青とか赤とか、レンズがカラーになっているものが往々にしてあるが、これまでがオーソドックスなグレーだったので、そういう概念のことを忘れていた。着けてみると、なるほど世界が黄色く見える。黄色い下敷き越しに見る世界である。なんでだよ、と思う。でも日常で着けたら当然それは違和感があるけれど、プールで、それも泳ぐときだけに着けるのならば、わりとそういうもんかな、と思うかもしれないし、なによりなんの説明もなしになぜ黄色なのかと言えば、水色の中で黄色いレンズを着けたら、いい具合に中和されてとてもいい色味になる的な作用があるのではないか、と思った。
 そんなことなかった。黄色いレンズは、水中、水色の世界の中でもやはり黄色で、せっかくの爽やかで透明な水色が、黄みがかり、まるで泥まじりの汚い川の水ように見えた。なんでだよ、と思った。大失敗買い物だった。仕方がないので、ファルマンに窮状を訴え、別のものを買わせてもらうことにした。次はミラーじゃない、本当に透明のレンズのものにしようと思う。水の色をそのまま見たい。プールの水の色、スマホの待ち受けにするくらい好きだ。