2022年2月3日木曜日

センター試験・池江・配布

 今年もセンター試験が行なわれていた。本当はもうセンター試験ではなく別の名称になっているらしいが、たぶん僕は一生、センター試験と言うのだろうと思う。そのセンター試験で印象的だったのは、問題流出事件ではなく、どこかのサイトで目にした、「センター試験の日は女子高生に痴漢行為をしても、向こうは事を荒立てて試験に遅れるわけにはいかないから、したい放題だぜ」という文言だ。これには、なんと下劣なのか、と憤ると同時に、まあしかしなんという知恵だろうな、とも思った。こういうことに関する知恵というのは、それ以外のことに取り組んでいるときに較べ、ざっと数百倍くらい、まさにスカボン級に増幅するものだとしみじみと思う。しかしどうしたって下劣だ。ずっとこの日のために勉強をがんばってきたじょっこからすれば、たまったものではない。かくなる上は試験日当日は、受験生のLJKのために、FJKやMJKがあえて制服姿で電車に乗り、痴漢してきた男を駅員に突き出すという運動をしてはどうか、そんな呼びかけをなんかしらのハッシュタグで行ない、実現したら感動的だろうな、なんてことを思った。38歳男性が発起人になってもいいだろうか。発起人が勃起人になる結末が待ち受けているかもしれませんね。駅員さん、こっちです!

 池江璃花子が、なんかの大会の50メートル自由形の予選を、クロールではなくバタフライで泳ぎ、そして2位で通過したという。かっこいい。ちなみに決勝では、さすがにクロールで泳ぎ、そして優勝したという。なんかもう、すごい。2019年、白血病になっていたというのに、地力がとにかくスカボンなのだろう。なにを隠そう池江は僕の大学の後輩なのだけど、ずいぶん差をつけられちまったな、と思う。池江の先輩の僕は、12月31日におろち湯ったり館で泳いだきり、1月はとうとういちども泳がなかったし、行きつけのプールが改修工事に入ってしまい、春まで閉まるので、たぶん2月も3月も泳がない。後輩との差は開くばかりだ。あと日大は、ここ数年の不祥事によって、国からの補助金がとうとう完全にもらえなくなってしまったらしいが、「学費の値上げは一切しない」そうだ。当たり前だボケ。

 上のふたつの話題において、説明をする前に普通に使用してみせたのだが、「スカボン」という表現を考えた。度合がすごい、能力がすさまじい、とにかく激しい、そんな意味。「スカウターがボンッってなるレベル」だからスカボン。フリー素材なので、誰でも自由に使ってください。