2019年6月13日木曜日

リモコン・筋肉・夏の予定

 日馬富士を家に招待する夢を見た。どういう所以でそういうことになったのかは知らない。僕がタニマチという設定だったのだろうか。そう言えばなんとなく大きな家に住んでいた気がする。なんてったって日馬富士と言えば横綱なので、僕は大いに張り切り、存分にもてなした。なんの起承転結もない、ただそれだけの夢だった。
 起きてからその夢のことを思い出して、夢の中の僕は日馬富士について、貴ノ岩とのカラオケのリモコン事件のことをぜんぜん気にしていなかったな、と思った。と言うか横綱として彼のことを見ていたし、僕の歓待に「こいつキレさすとやべえ」みたいな陰りは一切なかった。つまり今日の夢は、あの事件が起る前という設定だったわけだ。
 だとすればこれは未来に起ることを先に見てしまう予知夢の、世にも珍しい、そしてなんの利点もない逆バージョンだということになり、これを「なにむ」と呼ぶのか知らないので、僕が勝手に名付けてしまおうと思う。これを安馬夢といいます。

 ストイックな生活を3ヶ月ほど続けて、ようやくお腹にうっすらと、筋肉の形のようなものが(調子のいいときは)(おぼろげに)見え(ないこともなくなっ)てきた。切ないほどにとても微かな兆しなのだが、それでも嬉しい。もっとも筋肉はもうちょっと甘い設定でついてもいいのではないかと思う。
 筋トレは腹を中心に、背中と胸と、あと少し嫌だけど太ももあたりもやっている。脚に筋肉がつくと代謝がよくなると本にあったので。でも腕のことは一切やってない。腕がムキッとなっているのは趣味じゃないから。だから腕はこれまでと同じで、ほむほむしている。最近パピロウ筋トレとかし始めて、ウチらの好きなパピロウとなんかちがう……と戸惑っている人は、だから腕を見て安心してほしい。ほむほむしてるから。
 先日ポルガが体育で体力測定をしたそうで、その際の左手の握力の記録が9キロだったという。左手の握力がひと桁って、僕の中学時代の記録と一緒だ。これはDNAだな。

 夏休みには島根に行って、日本海で泳ぐという目論見がある。夏にも、帰省にも、本当にそれしか求めていない。それさえできればいい、と考えていた。それだのにどうやら今年の夏も、義両親を中心に、さすがにキャンプではないが、みんなでの外泊の予定がいつの間にか立ち上がっているそうで、これはやばい、と思った。この話は、この段階ではっきりした態度を取っておかないと、あれよあれよと勝手に組み込まれていくタイプのやつ。たぶんまた3人は長めに帰省し、僕だけ頭かお尻の2泊3日ほどをともに過すという形になるのだと思うが、2泊3日しかないのに外泊なんて、とてもじゃないけどしてられない。目的が違うし、なによりとても疲れるのだ。たぶん泳ぐどころの気分じゃなくなる。したくもない外泊で海水浴ができなかったら目も当てられない。だからこの段階で態度を曖昧にせず、きっぱり断ることした。僕は不参加と。残念だけどと。それは僕が行く前か、僕が帰ったあとの期間に、愉しくやればいい。あとはこの主張が通るかどうかだ。