マイナンバーカードの申請をして例のポイントがもらえる期限が、当初の今年12月末から来年2月末まで延長されたらしい。納得がいかない。どの部分に納得がいかないかと言えば、すぐに申請した人間と、そうやって延長されてやっと申請した人間のもらえるポイントが、同額であるという点だ。ここは差をつけなければおかしい。それは首謀者(国)的にも都合がいいはずだ。首謀者は申請数を増やしたいのだろう。だから延長するのだろう。ならばポイントに差をつければいい。3000円程度の差をつければ、12月中の駆け込み申請が怒涛の如く押し寄せるに違いない。そんなの火を見るより明らかだ。「差をつけるなんて不公平だ」という批判が怖いか。あり得ない。どこに不公平があるのだ。門戸はずっと開かれていた。それだのに、他人と較べて損をしてしまう、という実感を得るまで申請しなかった人間が100%悪い。悪いはずなのに、なんの区別もなく救済される。納得がいかない。そのことに納得がいかないし、そしてあまりにもマイナンバーカードが日常でなんの役にも立たない。
今年も健康診断が執り行なわれる。クリスマスと年末年始の直前というこの時期は、健康診断のタイミングとしてはなかなか好都合だと思う。すなわちそれは、不摂生期間の直前ということだからだ。これが年明けすぐとかだと最悪だろうと思う。
今年は数値をよくするために静かに闘志をみなぎらせていて、実は12月はこれまでろくに酒を飲まずに来た。なのでたぶん芳しい結果になっていると思う。年明けの結果通知が愉しみだ(なんだか逆に伏線のようになってしまった)。
ちなみに去年165.8という数字を叩き出し、計測者を無能と言い募り、僕の中でノーカンとすることにした身長だが、今年は165.7だった。0.1に関しては、誤差なので気にしない。大事なのは、同じだということだ。すなわち、去年の数字はなにかの間違いというわけではないのかもしれず、もしかすると僕がずっと信じてきた166.7という数字こそが間違いだったのかもしれない。でもね、それならそれでいいのです。もう達観しました。身長は、低いよりも高いほうがいいが、それは162に較べて176のほうがいいよね、という次元の話であって、165と166は、うん、誰にとっても、もはや本人にとっても、どっちでもいい。だってどちらにせよ、広い心で見れば170ですからね(懲りない)。
夫婦ともども友達がいないキャラで売っていたつもりが、妻には娘がいるじゃないかよ、すっかり裏切られた、ということを前に書いた。それを読んだファルマンが、「そういえば私は、妹がふたりいたから、昔からそんなに積極的に友達を作ろうと思ったことがない」と言ってきて、ますます打ちひしがれた。さらに言えば、ファルマンにポルガとピイガがいるということは、ファルマンの母にとってはファルマンがそういう存在であるわけで、ファルマンは、上にも、下にも、そして横にも、波長の合う存在が多数いるということだ。ぜんぜんだ。ぜんぜん違う。なぜ最初、同類だと僕は思っていたんだろう。満たされない者同士の友情を感じていたら、実はあいつの実家めちゃくちゃ太い、みたいな裏切られ方だ。
前回の記事を書いていたときにも頭にあったが、サルとかの群れの、基本はメスで、オスはリーダーの1匹だけで、それはある日急に取って代わられることもあり、そしてオスの子どもはある程度の年齢になったら群れから追い出されるという、そんな仕組みが、人間にもある気がする。僕には父親はおらず、兄弟もいないし、息子もいない。しかしいたとしても、ファルマンがあれらと接するようには接さないだろうと思う。どうも基本的に、人間関係、人間社会というものは、メスの安寧が保たれるように成り立っている気がする。