どれだけ書くの、そんなに時事ネタに触れるブログだったの、という話だが、やっぱり悪質なタックルの話題がおもしろい。おもしろくて仕方ないのだ。乳房が胸一杯になるくらいおもしろい。悪質なタックル大学とか、乳房が胸一杯大学とか、日本大学とか、呼び名はいろいろあるけれど、今回の件でやっと、それが自分の母校であると堂々と言うことができるようになった気がする。こんなにおもしろい大学、他にあるかよ。誇りに思うよ。ジョイナスだよ。
この一件のおもしろいポイントとして、まず「悪質なタックルの映像があまりにも明確に悪質でおもしろい」というのがあり、さらには「整列中に潰すのを念押ししている場面をしっかりと撮られている」、「そのあとオフレコで内田監督が思いっきり白状している音声データがある」、「被害者選手の父親が議員とかやっている人でぜんぜん泣き寝入りしない」、「最初の謝罪のときネクタイがピンク色」、「謝る相手の学校の名前を言い間違える」、「加害者選手の会見がすごく立派」、「それに対して大学や監督があまりにもどうしようもない」、「会見の司会者がキレる」など、挙げればキリがない。これはもう、隙がないと評していいレベル。このポイントを押さえてコントをすれば、とびきりおもしろい寸劇が誰にでもできる。やりたい。あと、なぜ反則のあとすぐに選手を交代させなかったのかという問いに対して、監督は「見てなかったし、気付いたときにはあれよあれよと次のプレーになっていた」と答えたのだけど、このフレーズもかなりおもしろいと思う。見てなかったし、気付いたときにはあれよあれよ、となっていることって、たしかに日常の中でけっこうある。この共感の感じは、俳句に通じるものがある。でもちょっと長いので、前半は略して、「MNKTあれよあれよ」、とすればいいと思う。あれよあれよのパートは愉しいから言う。
晩ごはんのメニューにニラ玉が出て、ニラ玉ってやけによく食べる気がするなあと思ったのだけど、なぜか分かった。ニラ玉は、そのままの材料でニラ玉スープにもなるからだ。あの、おかずとしてのニラ入り玉子焼のニラ玉と、ニラと玉子の中華スープ。もちろん同時に出てくることはないが、今日はこっちで、今日はそっちで、という感じで出てくる。だから材料は同一なのに、普通のおかずの倍の働きをする。さながらニラ玉は献立界の大谷翔平だな! というお話でした。
出張のたびに適当な本を選ぶのが面倒なので、長いシリーズ物を読めばいいじゃないかと考え、北方謙三の「三国志」(全13巻)を読み始めたのだけど、いま2巻までを読み終えたところで、「これは、おもし……ろい、のか?」という感じである。中だるみとか、後半グダグダとか、そういうのは予想していたが、2巻を読み終えてもこんなに自分と物語が噛み合ってこないとは思わなかった。
これは僕があまりにも三国志のことを知らな過ぎるのがいけないのではないか、と考えた。本当に、諸葛孔明と曹操くらいしか登場人物を知らない。話の流れも、中国が3つに分かれたんだよなあ、くらいにしか知らない。本当に驚くほどこれまで触れずに生きてきたのだ。そこでダイジェスト版とか、「まんがでわかる中国の歴史 三国志の時代」とかを読んで、基礎知識を得ることにした。それでいちおう三国志の内容を押さえた結果として、再び「これは、おもし……ろい、のか?」状態に陥っている。なんかみんなわりと病死するし、話の山場がどこなのかよく分からない。
でも「三国志」はもう8巻くらいまで既に買ってしまっているので、読まないわけにはいかない。不安な気持ちを抱えたまま、読み進めることにする。