昨日「PAPIROTOIRO2」にSEVENTEEN9月号の報告を書いたのだが、その誌面の中に、竹内涼真の股下が91センチと紹介されていて、忸怩たる思いを抱いた。
しかし忸怩たる思いを抱いたあと、自分の股下ってそう言えばちゃんと知らない、と思いファルマンに測ってもらった。メジャーを太ももの内側の付け根に当てて、「えーと……、ななじゅう、ごだね。ぐひょひょ」と、妻は75という数字を言ったあと、汚らしく笑ったのだった。「本当か! 本当に75か! 切りのいい数字にしようとしているんじゃないか! 竹内涼真だって90センチでいいところを91センチと言ったんだぞ! 76かもしれないじゃないか! 測り直せ!」と命じて、再びあててもらう。「うん、75。ぐひょひょ」
でもちょっと待ってほしい。竹内涼真の身長は185センチ。そこから股下の91を引くと、竹内涼真の脚以外の部分は94センチということになる。それに対して僕は、身長が167センチで、股下が75なので、引けば92センチである。つまりこれはどういうことかと言うと、竹内涼真と僕は脚以外の長さはほとんど一緒で、竹内涼真のほうが脚だけ長いということになる。なるじゃないか。待たなくてぜんぜんよかった。なんで待ってもらったんだろう。こんなところに立ち止まってないでとっとと次の段落に行ってほしい。バーカバーカ。
この残酷な数字の原因として、僕の場合は太ももの内側の付け根にメジャーを当てようとしても、どうしても一物が出張って邪魔をしてしまい、それが股下のスタート位置を大きく(ざっと20センチくらい)下げているのではないか、ということが考えられる。僕がそんなハンデを負っているのに対して、竹内涼真のそれは7ミリくらいなんだと思う。なるほどそれなら股下91センチも納得だ。俺かてこんな一物がなければそんくらい普通にいくっちゅうねん、という話だ。涼真に対しては、そんな風に考えて溜飲を下げるしかない。
朝の準備中にニュースを眺めるのだが、そこで伝えられる週間予報に、気温の表示がない。なんの意味もない、と思う。平日は一日中屋内にいるため、ぶっちゃけ天気なんて僕はどうでもいいのだ。晴れだろうが雨だろうが関係ないのである。大事なのは気温だ。週末に向けて暖かくなるのか寒くなるのかで、服装の計画とか、体力の振り分けとか、気持ちがぜんぜん違ってくるだろう。天候だけ見ても、冷たい雨もあれば暖かい雨もあるわけで、どうしようもない。気象庁のすることなので、的中させろとは言わない。ただし目安として知りたいのだ。まあ知ろうと思えばウェブでいくらでも知ることができるのだけども。
流行語大賞のためにこの1年の日記を読み返していたら、5月6月あたり、日大の悪質なタックルの話をものすごくしていた。さらにはピンク色のネクタイを実際に買ったりして、とても愉しそうだった(日の目を見る気配はまるでないが)。
しかしあんなに愉しかったのに、年末年始のイベント期まで話題の鮮度が持たなくて残念だ、と思っていたら、ここへ来てあの内田前監督が、解雇は不当だと言って、提訴をしたというニュースが舞い込んできた。嬉しい。そうこなくっちゃ、と思う。あれだけ叩かれて、音声データとか証拠もいっぱいあるのに、なおも声を上げるバイタリティー。ここまで来れば逆に素晴らしいと思う。かつて板東英二が脱税をして捕まったとき、「板東英二くらい金が大好きで金に汚い感じの人は、もう脱税してもいいってことにすればいいんじゃないか」と思ったが、今回の内田前監督についても同じことを思う。もういっそのこと、監督に復帰させて、悪質なタックルもしたいだけさせればいい。それで、「うわ、またやったよ(笑)」みたいな感じでみんなで笑えば、みんなでハッピーになれると思う。そして僕は満を持してピンク色のネクタイを巻き、内田監督コントをやるのだ。